すみればの住人たちを載せている ブログです。あなたは何種類の生き物、何種類の植物を覚えてますか?みんなで勉強しちゃいましょう♪♪♪


by ikimono_sumireba
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夏から秋にかけて茶色くて小さく、すばしっこく飛ぶ蛾のような
チョウがイチモンジセセリです。

後翅の小さい白い紋が一列に並んでいることから名前が付けられて
います。

この時期、個体数も多く、普通に見られるチョウですが、生態には
不明な点も残されています。

夏から秋に個体数が増えるのは、これまでは、アキアカネのように、
“一度、山などに移動した個体が戻ってくる”あるいは“温かい地域へ
移動のため“
などと考えられていました(少しは移動するようですが)。

最近の観察では、春から初夏に少数が発生し、エノコログサなどの
イネ科草本を食草にして夏の二回目の発生で個体数が増加
し、秋の
三回目の発生で更に増加することがわかってきました。

では何故、秋に沢山いるのに春に少ないのか?

それは、秋の産卵が、食草であるイネ科草本だけでなく、石や壁、
食草以外の植物など、所かまわず行うことで、越冬できる幼虫が限られる

ことによるようです。

春から大発生すると、次世代(2化、3化)の幼虫の餌が不足することを
本能的に悟った行動なのでしょうか?

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by ikimono_sumireba | 2008-10-05 22:27 | 昆虫
今回は、お待たせの「ツマグロヒョウモン」です。

このおなじみのチョウも、普通に見られるようになったのは
この数年のことで、4年ほど前、砧公園で初めて見かけたときは
必死になって写真を撮った記憶があります(その後、採取しましたが)。

南方系のチョウで、スミレ類を食草にしており、温暖化傾向とともに
分布を拡大してきましたが、数年の間にこれほど個体数を増やせたのは
園芸で良く使われているパンジーを食草としていることも一因と言われています


また、同じころ分布を広げた外来種スミレのアメリカスミレサイシン
(ヴィオラ ソロリア“パピリオナケア”)
との関係もあるのかもしれません


さらに、ツマグロヒョウモンの増加には驚くべき戦略が・・・・

<その1>

普通、大型のヒョウモンチョウ類は年1回の発生ですが、ツマグロヒョウモンは
何回でも発生
します(越冬は幼虫)。

<その2>

ツマグロヒョウモンの♀は体内に毒を持つ「カバマダラ(マダラチョウ科)」に
擬態することで種の保存を図っている
といわれています。

(ちょっと待った! 関東にはカバマダラは分布していないが、それでも
効果はあるのか?)

<その3>

幼虫の姿がいかにも毒々しく、天敵の捕食から逃れている
(ここでも疑問→幼虫は地上近くで生活しているのに、アリの攻撃を
受けないのはどうして?→今度実験)

スミレの天敵、ツマグロヒョウモンですが、共存の方法も考えねば・・・・

ツマグロヒョウモン♂
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ツマグロヒョウモン♀
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by ikimono_sumireba | 2008-10-04 22:15 | 昆虫