すみればの住人たちを載せている ブログです。あなたは何種類の生き物、何種類の植物を覚えてますか?みんなで勉強しちゃいましょう♪♪♪


by ikimono_sumireba
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カテゴリ:昆虫( 26 )

第33回 アオマツムシ

残暑も無く、すっかり秋らしい気候になりました。
今回は、鳴く虫の紹介です。


暗くなると、街路樹や庭木からリーリーリーと大きな声で鳴いている
虫の声に気付いていると思います。

正体は「アオマツムシ」。

元々日本にいた虫ではなく、明治の終わりごろ中国から入ってきた
帰化昆虫
です。

以前は、エンマコオロギなどと同じコオロギ科に含まれていましたが、
最近、マツムシ、スズムシ、カンタンなどと共に、マツムシ科
分けられています。

サクラ類が好きで、若い枝に産卵し、孵化した幼虫も樹の上で育ち、
成虫になります。


苗木の移動などと共に各地に広がり、今では岩手県(盛岡市)から
九州まで分布
しています。

しかし、生息しているのは大きな町やその郊外が中心で、山の中では
見られません。どうしてでしょう? (ヒントは上に書いてあります。)


すみればは樹木が多いので、生息密度が高く、鳴く虫観察会では
他の虫の声が聞こえないくらいでした。

鳴き声は7月下旬から10月下旬くらいまで聞かれますが、樹上にいる
ので姿はなかなか見られません。

他のバッタ類とは体型が少し違っていて、写真のようにずん胴で、
後ろ足もあまり発達していません。その代り、飛んで移動することが
あり、樹から樹へ飛ぶ姿を時々見かけます。


低い枝にいることもあるので、探してみてください。

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by ikimono_sumireba | 2009-09-21 20:15 | 昆虫

第32回 ウスバキトンボ

7月の初めごろから、草地の上を沢山のトンボが飛んでいるのを
ご存知ですか?

うすい茶色のトンボで、赤トンボの仲間と思っている方もいるかと
思いますが、正体は「ウスバキトンボ」です。

赤トンボ(アカネ属)とは違う仲間です。

このトンボは、世界中の熱帯から亜熱帯に分布していて、暖かい
季節には亜寒帯まで分布を広げ
トンボの仲間で最も分布の広い種
と言われています。

また、渡りをすることでも有名で、それも一方通行の渡りをします

暖かい地域で生まれた個体の一部が北へ繁殖を繰り返しながら
移動します。

1か月ほどで卵から成虫になるので、日本には2代目あるいは3代目
が渡来し、次の世代がさらに北を目指します。

しかし、寒さに弱いため、秋に生まれた幼虫は越冬できず死んでしま
います。


成虫も南に戻ることはありません。

なぜ、毎年北に向かって移動するのかは謎です。

長距離を移動することから、後翅の幅が広いので、観察してみてください。


日本ではお盆のころ個体数が増えることから、

「先祖の霊がトンボに乗って来た」

とされ、セイレイ(精霊)トンボ、ショウリョウトンボ、ボントンボ、ホトケトンボ
などと呼んでいる地域もあり、採ったり、いじめたりしないように言われて
いたようです。

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by ikimono_sumireba | 2009-08-11 22:00 | 昆虫
すみればの池や草地の上空で5月上旬ごろから大きなトンボが
飛んでいるのはご存知ですよね!

大きなトンボなのでオニヤンマと間違えている子もいますが、
正体は「クロスジギンヤンマ」です。

同時期に出現するギンヤンマに似ていますが、胸に黒い筋が
ある
ことで区別できます。
ギンヤンマはすみればでは殆ど見られません。

雄は腹にきれいな青い班がありますが、メスは胸から腹の付け根が
黄緑色をしており、ギンヤンマと間違え易い
ので注意してください。

ギンヤンマが明るく広い水域を好むのに対し、クロスジギンヤンマは
樹に囲まれた水域を好むので、すみればの池はクロスジギンヤンマ
にピッタリですね。

すみればで発生している大型のトンボには他にヤブヤンママルタン
ヤンマ
がおり、これから夏にかけて出現します。

オタマジャクシが一気に上陸して、寂しくなった池ですが、そろそろ
オオシオカラトンボが出てきますので、また、トンボたちで賑やかに
なりますね!

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クロスジギンヤンマ♀
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by ikimono_sumireba | 2009-06-07 21:24 | 昆虫
4月~5月、庭や公園でキク科植物の新芽が萎れている
のを見たことありませんか?


犯人(犯虫?)はキクスイカミキリです。

体長1cmほどの黒いカミキリムシで、胸の赤い点がとても
可愛い
カミキリムシです。

でも、キクを大切にしている人には厄介者です。

春、ヨモギなどのキク科植物の新芽が伸びはじめたころに
出現し、新芽を齧って萎れさせてから産卵します。


孵化した幼虫は、親が萎れさせた茎を食べて大きくなり、
やがて生きている箇所の茎を根元に向って食い進み、根元
で蛹、成虫になって冬を越します。


植物の本体は生きており、春には新芽を出します。

すみればでは「ちょうちょ草花ゾーン」のノコンギク、
井戸周辺のセイタカアワダチソウ、ヨモギなどが被害を受け
ている
ので観察してみてください。

キクスイカミキリは萎れた新芽の近くに潜んでいますよ。

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     キクスイカミキリ

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     キクスイカミキリに齧られたセイタカアワダチソウ
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by ikimono_sumireba | 2009-05-15 22:34 | 昆虫

第29回 コミスジ

さて、旬の生きもの情報29をお届けします。

黒くて白い筋の入ったモンシロチョウ大のチョウが池の周りで、
滑翔と羽ばたきを繰り返して飛んでします。
時々、カエデの枝先に止まるので、良く観察してみてください。

白い筋が3本あります。
この模様から「コミスジ」と呼ばれています。

図鑑を見ると同じような模様のチョウが何種類もいますが、
すみればで見られるのは、体が最も小さい「コミスジ」だけです。

ツマグロヒョウモンと同じタテハチョウ科の仲間です。

主な食草(樹)はマメ科のハギ類などですが、広食性で、色々な
植物を食べています。

5月~6月頃と、8月~10月頃に出現しますが、春の個体は
白い筋が太く、はっきり
しています。

コミスジは「東京都の保護上重要な野生生物種」で、区部では
絶滅に瀕している種にあげられています。


確かに、以前は区内で見かける機会は少なかったですが、最近
樹林のある場所で、よく見かけるようになりました。

新たな食樹でも見つけたのでしょうか?
すみればで何を食べているか気になります。

林縁の陽だまりなどに縄張りを作っており、このような環境の
少ない住宅地で見かけることは稀ですが、今年のすみればでは
個体数が多いので、すぐに見つけることができますよ。

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     コミスジ(翅のおもて)

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     コミスジ(翅のうら)
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by ikimono_sumireba | 2009-05-05 16:00 | 昆虫

第28回 トラフコメツキ

久しぶりに生きもの情報をお届けします。

今回は「トラフコメツキ」です。

皆さん、コメツキムシという名前は聞いたことがあると思います。
ひっくり返すと、体を「への字」にそらし、勢いよく戻る反動で
パチンという音とともに跳ね上がり、体を戻すことから、
コメツキバッタとも呼ばれています。
※コメツキバッタには別の意味もあります。

コメツキムシは日本では600種以上が知られていますが、
黒や茶色で同じような形態をしているので、名前を調べるのに
苦労するグループです。

その中で、春先に出現するトラフコメツキは、黄土色に黒い紋が
あり一目で区別できる
コメツキです。

模様がトラに似ている(?)ことから、この名前が付いています。

関東地方では3月下旬ごろから5月上旬に出現し、都会の公園や
住宅地で見ることができ、個体数も少なくありません。
しかし、西日本では山地に出現し、個体数も少ないそうです。

現在、コメツキ愛好家の間では、確認した個体の写真をコメツキ
ムシの掲示板に載せ、模様の変化を調べています。

その結果、西日本と東日本では模様が少し違っているようですが、
西日本の写真が少なく、各地の情報を集めているところです。

写真のように、きれいなコメツキです。皆さんの家の周りにも
いると思いますので、探してみてください。
(すみればでも見られますが、野外では意外と目立ちません。)

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トラフコメツキ♀ 体長1.5cm程度
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by ikimono_sumireba | 2009-04-12 19:41 | 昆虫

第20回 コクワガタ

季節はずれですが、今回はコクワガタです。

最近、すみればでもコクワガタが度々確認されるようになり、先日も
2か所の朽木で♀個体が確認できました

まだ、個体数が少ないので“ナイショ”にしておいてください。

コクワガタの新成虫は秋に羽化し、そのまま木の中で越冬します。

初夏に木から出てきて、交尾、産卵し、孵化した幼虫は冬を越し、
次の秋に成虫になります。


コクワガタ成虫の寿命は2~3年で、1年で死んでしまうノコギリクワガタ
ミヤマクワガタよりも長生きです。

ところで、クワガタの幼虫が潜んでいる木は、人間にとっては利用価値
の少なくなった朽木
です。

このような朽木はクワガタ以外にも色々な虫たちが利用しており、小さな
生き物たちにとっては大切は棲みかになっています。

すみればでも、数か所に朽木置場を設置してありますので、夏の夜は
虫たちが運動会をしているかも知れませんね。

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by ikimono_sumireba | 2008-11-29 22:32 | 昆虫
今回は子供たちに人気のツマグロオオヨコバイです。

虫の少なくなったこの時期でも、葉の裏などに潜んでいて
暖かい日には陽だまりを飛んでいる姿も見られます。

子供たちには「バナナムシ」の愛称で呼ばれていますが、
標準和名は「ツマグロオオヨコバイ」

翅の先が黒く、体が大きいことからこの名前が付いています。

「バナナムシ」という呼び方は最近広がったらしく、私も
子供たちと接するようになってから知りました。

この呼び名は関東が発祥の地らしく、多摩地区があやしい
言われています。

最近では「ぼく、バナナムシ」という絵本も出ています。

(「すみれば」でも、欲しいですね。)

この虫は、セミやカメムシと同じ仲間で、ストローのような
口で植物の汁を吸っています。


「すみれば」ではアカメガシワの若い枝に多く、一つの枝に
何匹も付いていることがあります。


成虫で越冬するので、真冬でもたま~に見つかることが
ありますよ。


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by ikimono_sumireba | 2008-11-23 20:50 | 昆虫
お腹が長くて黄色い横じまのあるハチで、夏から秋にかけて
多く見られ、色々な花で吸蜜しているおとなしいハチです。

この時期はフジバカマノコンギクの花で見ることができます。

ハラナガツチバチの仲間は何種類かいますが、すみればで判っているのは
キンケハラナガツチバチ(♀の胸が黄色い毛で被われている)と
ヒメハラナガツチバチ(♀の翅の先が黒い)の2種です。

体が細くて触角が長いのはですが、雄はよく似ていて区別は難しいです。

ハラナガツチバチは巣を造りません。雌は地面を掘り、コガネムシの幼虫に
卵を産み、孵化した幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育ちます。


ハラナガツチバチ類の成虫は地面スレスレを飛び回っていますが、どうして
地中にいるコガネムシの幼虫の居場所がわかるのか不思議です。

キンケハラナガツチバチの♀
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ヒメハラナガツチバチの♀
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by ikimono_sumireba | 2008-11-09 19:28 | 昆虫

第17回 ウラナミシジミ

すみればの草地に沢山いる、水色の小さい「ヤマトシジミ」は
皆さん知っていますよね?

そのヤマトシジミよりも少し大きく、秋になると現われるのが
ウラナミシジミ」です。翅を閉じると裏側に波模様があること
から、この名前が付いています。

このシジミチョウは本州南部や九州の温かい地域に生息しており、
春以降、発生を繰り返しながら北上して、夏から秋に関東地方でも
見られる
ようになります。

マメ科の植物を食草にしていて、以前はすみれば周辺でも
ソラマメやインゲンなどを作っている畑地で見ることができましたが、
最近は畑が少なくなり、花壇などで吸蜜している個体が少数見られる
だけになってしまいました。

すみればでは毎年9月から11月頃見られます。

翅の尾状突起がかわいいチョウなので、是非探してみてください。

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by ikimono_sumireba | 2008-11-03 19:34 | 昆虫